水分不足になるとさまざまな症状が起こることがあると言われています。その中に「頭痛」があることをご存じですか?
「急に頭が痛くなった」と不安に思ったことがあるかもしれませんが、それは水分不足によるものかもしれません。
そこで、今回は水分不足で起こる頭痛について、原因や予防方法、頭痛が起きた時の改善方法などを詳しく紹介していきます。
水分不足による身体への不調が気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。

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水分不足で頭痛が起こることがある
結論からお伝えすると、水分不足によって頭痛を引き起こすことがあります。
水分不足で身体に出る症状はさまざまなので、頭痛やその他の症状についてどうして起こるのかを確認していきましょう。
水分不足により血液循環が悪化し頭痛を引き起こす
私たちの身体の50〜60%程度は水分でできていることはご存じですか?
そしてその水分の1/3程度は血液なので、適切な水分摂取がないと血液がドロドロとした状態になり血液循環が悪化してしまいます。
血液循環が悪くなると頭部の血液循環も悪くなるので、それにより頭部の血管が広がりまわりの神経にさわってしまうことが頭痛の原因と言われています。
また血流が悪くなることは、頭痛だけでなく他の臓器へも悪影響が出たり体温調節ができなくなったりする可能性もあることを覚えておきましょう。
頭痛以外にも水分不足による症状はさまざま
水分不足になると、頭痛だけでなくめまいや失神、筋肉の痛み、手足のしびれ、嘔吐、けいれん、意識障害などさまざまな症状を引き起こすことがあります。
またそれだけでなく、深刻な水分不足の症状が続くことで最悪の場合死に至る可能性もあります。
重篤な症状を引き起こすのは、暑い中で水分補給を怠ったときなど、重篤な症状を引き起こすことが多いです。
しかし、軽い水分不足でも頭痛やめまい、吐き気などの症状はいつでも起こりうるものだと考えておきましょう。
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水分不足による頭痛の予防法
ここからは、水分不足による頭痛の予防方法をお伝えしていきます。少しずつ意識して、水分不足の状態を改善できるようにしましょう。
定期的に少しずつ水を飲む習慣をつける
水分不足による頭痛を予防するために、まず大切なのは定期的な水分摂取です。
水を飲む習慣がない方は、水を飲む時間を決めて1時間ごとに飲むようにしたり、ウォーターボトルを持ち歩いたりするのもおすすめです。
1日の摂取量をまとめて一気に飲むのではなく、こまめに飲むことが体内に効果的に水分を吸収させるコツなのでぜひ習慣にしましょう。
カフェイン入りの飲み物を飲みすぎない
コーヒーなども水分補給の一環だと考えている人もいるかもしれませんが、カフェインは利尿作用があるため過剰な摂取は逆に水分不足を招く原因となります。
コーヒーや紅茶、エナジードリンクを適度に楽しむことは問題ありませんが、飲みすぎには注意が必要です。
健康な成人のカフェインの適正量は、1日にマグカップのコーヒー3杯分程度です。
これ以上に飲んでいると自覚がある人は、少しずつ減らすことを意識してみてくださいね。
食事からの水分補給も意識する
単に水を飲むだけでなく、食事から得られる水分量も増加させるのがおすすめです。
野菜や果物には水分が豊富に含まれており、食事でこれらを摂ることで水分補給が行えます。
また、スープや味噌汁などを食事に取り入れることで、一気に食事からの水分摂取量を増やすことができます。
水を飲むだけでなく、自然と水分摂取量が増えるような習慣をつけましょう。
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水分不足になりやすいポイント
水分補給を怠ると水分不足になる可能性がありますが、特に水分不足になりやすい環境や状況があります。
そのようなときは、より水分不足にならないように意識しておく必要があります。
気温や湿度が高いとき
気温や湿度が高い日は、水分不足になりやすいです。
真夏の猛暑の中では汗をかいて体温調節をするため、これにより多くの水分が失われます。
汗をかかない気温の日に比べて、何もしていなくても体から水分が抜けていくので、その分の水分をしっかりと体に摂り入れるようにしましょう。
たくさん運動したとき
身体を動かすとエネルギーを消費し、同時に汗をかくことが多いです。
たくさん汗をかくと水分不足になりやすいので、きちんと水分を摂りながら運動するのが大切です。
また、運動中だけでなく運動前や運動後にも水分補給を怠らないようにするといいでしょう。
激しい運動や長時間の運動を行った場合、水分と同時に塩分も失われるため、スポーツドリンクなどを利用してミネラルの補給も行うのがおすすめです。
作業に集中して水分を摂れなかった
長時間の作業や勉強など、集中している間は水分を摂ることが疎かになりがちです。
しかし、集中して作業をしている間も汗などで水分は減少しています。
気づかないうちに水分不足になっている可能性もあるので、作業中でもこまめに休憩を取り、水を飲む習慣をつけましょう。
作業中も目につく場所に水筒やカップを置いておくことで、水分補給を忘れずに行えます。
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水分不足による頭痛を改善する方法
最後に、水分不足によって頭痛を引き起こした時に改善する方法を紹介します。
まずはしっかりと水分補給を
水分不足による頭痛を改善する最も基本的な方法は、適切な水分摂取です。
頭痛を感じたら、まずはゆっくりと水を飲みましょう。
また、水分不足で頭痛が起こっているときは、水分だけでなく塩分も不足しているケースが多いです。
水だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液、塩分タブレットなどを活用して体内に水分と塩分を摂り入れてくださいね。
衣類を脱いだり横になったりする
水分不足で頭痛がしているときは、体に熱がこもっている可能性も高いです。
そのため、涼しい場所に移動して衣類を調整したり、頭痛がおさまるまで横になってゆっくり過ごしたりしてみましょう。
水分を摂取し、涼しい部屋で体温調整が正常になったら、時間経過とともに頭痛も落ち着いてくると考えられます。
長く続くなら医師に相談を
水分を摂取したり室温や衣類を調整したりしてもなかなか頭痛がよくならない場合は、早めに医師に相談するのがおすすめです。
ひどい水分不足になっている可能性もありますし、他の原因で頭痛が起きている可能性もあります。
医師に診察してもらわないとはっきりとした原因はわからないので、病院に行って診断してもらうのが安心です。
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こまめな水分補給には
ウォーターサーバーの導入を検討

今回は、水分不足による頭痛について、原因や予防方法、頭痛の改善方法などを紹介しました。
水分不足になると、頭痛だけでなくさまざまな症状が引き起こされる可能性があり、重篤な症状が現れることもあります。
水分不足を予防するためには、こまめな水分補給の習慣を身につけておくことが必要不可欠です。
こまめにおいしい水を飲みたいときに便利なのが、ウォーターサーバーです。
自宅にウォーターサーバーがあれば、飲みたいときに適温の水を飲むことができます。
また、お湯も出せるサーバーがほとんどなので、温かい飲み物を用意したり、白湯を作ったりするのにも簡単です。
ウォーターサーバーの水は安心安全でおいしい天然水やRO水が多いです。近年では水道水を使用する浄水型ウォーターサーバーもあります。
ウォーターサーバーで、おいしく安全な水を手軽に飲める環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。
〈参考サイト〉
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~|厚生労働省
【専門医解説】脱水による頭痛のメカニズムと改善|大清水クリニック