春になるとポカポカと暖かくて気分まで明るくなってきませんか?
しかし、花粉症を発症している方は鼻炎や鼻水、目のかゆみなどで楽しい気持ちが半減してしまいますよね。
花粉症の症状を少しでも和らげる方法の1つに、水分補給があるのをご存じですか?
今回は、花粉症対策に水分補給が有効な理由や花粉症の原因や症状の詳細、効果的に花粉症を和らげる水分補給の方法などを詳しく紹介します。
春になると花粉症症状で憂鬱になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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花粉症に水分補給が効果的な理由
まず、花粉症症状が出ているときに水分補給をするのがなぜ効果的なのか、理由をチェックしていきましょう。
身体の免疫が高まるから
花粉症の辛い症状を軽減させたり発症しにくくさせたりするには、免疫力を高めることが重要です。
適切に水分補給をすることで、血行が促進されて代謝が上がることにより、体内の免疫機能を向上させる助けになります。
花粉症は、花粉にアレルギー反応を示して起こる免疫システムの過剰反応です。
水分補給で免疫機能を正常化するのは、花粉症の症状緩和が期待できます。
血流が悪くなりアレルギー物質が体内に滞るから
花粉症の症状が発生するのは、鼻やのどの粘膜にアレルギー物質が付着し炎症を引き起こすからです。
体内の血流が正常でないと、これらのアレルギー物質が体内からなかなか排出されず体内に滞留してしまいます。
水分補給によって血流の滞りを解消することで、アレルギー物質が排出されやすくなり、症状の緩和につながります。
粘膜の乾燥を防ぎ異物の侵入を防ぐから
花粉症の原因の1つは、鼻やのどの粘膜が乾燥していることです。
乾燥した粘膜は脆くなり、花粉やその他のアレルゲンが付着しやすくなり、また体内に侵入しやすくもなります。
しかし、水分補給によって体内の水分量が保たれると粘膜も潤うため、異物の侵入を防ぐことができます。
喉や鼻の粘膜が水分によって潤っていると、体内に花粉が入るのを防げるということです。
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花粉症の原因や症状
そもそも、花粉症とはどのような原因で起こるものなのかを改めて詳しく確認してみましょう。
合わせて、花粉症症状の詳しい内容も紹介していきます。
スギやヒノキ、シラカンバの花粉が原因
花粉症の主な原因は、スギやヒノキ、シラカンバなどの植物から放出される花粉です。
特に日本はスギ林の面積がとても広いため、スギ花粉アレルギーの方がとても多いです。
これらの花粉は、冬の終わり、春先から夏にかけて大量に発生し、空中を漂って私たちの体内に侵入します。
花粉が体内に入ると免疫反応が過剰に誘発され、花粉症の症状が現れるということです。
鼻水や鼻詰まり、眼のかゆみなどが発症
花粉症の典型的な症状には、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、目のかゆみや充血などがあります。
これらの症状は、先ほども説明したように花粉が鼻や目の粘膜に付着し、免疫反応が過剰に起こることによって引き起こされます。
症状や程度の大小は個人によって異なりますが、花粉症を患う多くの方がこれらの不快な症状に悩まされています。
まずは薬を飲んで症状を抑えるケースが多い
花粉症の症状が現れた場合、多くの人はまず抗アレルギー薬を服用して症状を抑えます。
抗ヒスタミン剤や鼻炎薬などを飲むことで症状を軽減し、支障のない日常生活を送れるようになる方もいるでしょう。
しかし、薬物療法は根本的な治療にはならないため、ずっと飲み続ける必要があります。
さらに、重度の花粉症の方は薬だけでは症状を抑えられないことも多く、そのような場合はアレルゲン免疫療法などの根治療法を取り入れることもあります。
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花粉症に効果的な水分補給の方法
ここからは、花粉症に効果を発揮する水分補給の方法を知って、できることから日常生活に取り入れてみましょう。
この水分補給の方法は、花粉症への効果だけにとどまらずさまざまな健康効果をもたらすため、ぜひ習慣にするのがおすすめです。
白湯を飲むことで免疫力アップ
花粉症の症状を和らげるためには水分補給が効果的ですが、白湯を飲むのが特に効果的です。
白湯は水分を補給するだけでなく体を温める効果もあるため、血流を促し、免疫力を高める効果が高まります。
白湯を飲んで血流をよくすることは、体内の毒素や老廃物を排出しやすくなる効果も期待できます。
白湯を飲み体を温めて免疫を高めることは、花粉への対策だけでなく、さまざまな病気から体を守ることにもつながるのでおすすめです。
白湯の健康効果についてはこちら:白湯(さゆ)が身体にいい理由は?|暮らしに白湯を取り入れよう
1日かけて少しずつこまめに飲む
水分補給のポイントは、1日を通して少しずつこまめに白湯や水を摂取することです。
一度に大量の水を飲んでも全てが体内に吸収されることはなく、吸収量を超えた水は体外に排出されてしまいます。
一気に飲むのではなく数時間ごとに少量の水をこまめに飲むことで、しっかりと体内に水分が吸収されます。
花粉症の症状を和らげるために、1日を通してこまめに水分補給をすることを心がけましょう。
飲み水として1日1.2Lを目安にする
花粉症の症状を軽減するためには、1日に摂取する水の量を適切に管理することが重要です。
一般的に、大人が1日に必要な飲み水としての水分量は約1.2Lです。
厚生労働省によると1日の水分摂取量は2.5Lで、そのうち1Lは食事から、0.3Lは体内で生成されます。残りの1.2Lを飲み水で摂取する必要があるということです。
花粉症の症状を緩和するためには、1日に必要な水分量を意識してしっかりと体内に取り入れるようにしましょう。
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水分補給以外で花粉症を対策するには?
最後に、普段の生活から意識したい、水分補給以外の花粉症対策を紹介していきます。
鼻うがいやマスクで花粉を防ぐ
花粉が鼻や喉に付着するのを防ぐためには、鼻うがいやマスクの利用が有効です。
鼻うがいを行うことで、鼻腔内の花粉を洗い流し症状の軽減につながります。
また、外出時にはマスクを着用することで花粉が鼻や喉に入るのを軽減します。
これらの対策は、花粉症の症状を和らげるために効果的ですし、取り入れやすい方法です。
目を洗いゆっくり休ませる
花粉が目に入ることでかゆみや充血などの症状が引き起こされるので、目を清潔に保ち、花粉を洗い流すために、洗眼液などで目を洗うのがおすすめです。
また、目が疲れてドライアイになっていると、涙の量が減って花粉が洗い流せないのでより花粉症による目のかゆみがひどくなりやすいです。
目をしっかりと休めてドライアイを防ぐことで、花粉症による目のかゆみや充血を抑える効果が高まります。
花粉がつきにくい表面がツルっとした服を選ぶ
外出時には花粉が衣服に付着することを避けるために、花粉がつきにくい素材や表面がツルっとした服を選ぶことが重要です。
ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は花粉がつきにくく、繊維が密集しているため花粉の侵入を軽減できます。
また、自宅に帰ったら服を着替え、家の中に花粉を持ち込まないようにすることも大切です。
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花粉症対策の水分補給にはウォーターサーバーが便利

今回は、花粉症対策に水分補給が効果的な理由や花粉症の原因や症状、上手な水分補給の方法を紹介しました。
水分補給をすることで免疫や血流を高めることは、花粉症症状の緩和に効果があるだけでなく、さまざまな健康効果が期待できます。ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
とはいえ、普段から水分不足を感じている方にとって、急に水分補給を習慣化するのは難しいものです。
気づいたら水分補給を忘れている方やおいしい水じゃないと飲めない方は、ぜひウォーターサーバーの導入を検討してみてください。
自宅にウォーターサーバーがあれば、おいしいお水を飲みたいときに飲みたいだけ飲めます。
お湯が出せるサーバーなら、健康効果が期待できる白湯もあっという間に完成するので重宝すること間違いありません。
花粉症対策のひとつである「水分補給の習慣化」をする際は、どのウォーターサーバーを導入するかぜひチェックしてみてくださいね。
〈参考サイト〉