「妊娠中の水分補給で注意するべきことって何?」
「水分が不足すると、赤ちゃんにどのような影響があるの?」
と妊婦さんは水分補給に関しても、疑問がたくさんあるのではないでしょうか?
特につわり中は、水分だけでなく栄養が不足しがちで心配になりますよね。
そこでこの記事では、
妊娠中にしっかりと水分補給が必要な理由や妊娠中に積極的に飲みたい飲料、
逆に避けるべき飲料などを詳しく解説します。
妊娠中にどのように水分補給が適しているのかお知りになりたい方は、
ぜひ最後までお読みください。

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妊娠中に水分補給が重要な理由
まずは、妊娠中にしっかりとした水分補給が重要な理由を3つ紹介します。
妊娠中は妊娠していない時以上に、水分が不足しやすいので、特に注意しておく必要があります。順に説明します。
赤ちゃんに栄養を届けるため
妊娠中は、血液を通して赤ちゃんに栄養を届けるので、通常よりも20〜30%程度血液量が増えます。
水分は、血液にも悪影響があります。
水分不足になると、血液の状態が悪くなり循環しづらくなります。そうすると、栄養がうまく届けられなくなったり不純物がうまく排出できなかったりします。
赤ちゃんにスムーズに栄養を届けるために、きちんと水分補給することを心がけてください。
羊水のためにも十分な水分が必要
赤ちゃんはお母さんの子宮を満たす羊水の中で成長していきます。
羊水は、赤ちゃんを外からの衝撃から守るクッションの役割を果たしているほか、赤ちゃんは羊水の中で手足を曲げたり、伸ばしたり、体を回転させたりしながら、筋肉や骨格を発達させていきます。また、赤ちゃんは羊水を飲んだり、排出したりを繰り返し、肺や腸の機能を育てていきます。
羊水は、赤ちゃんの健やかな成長に大きな役割を担っています。
赤ちゃんの過ごしやすい環境をつくってあげるためにも、妊婦さんの良質な水分補給は欠かせないものと言えます。
妊娠中の便秘解消のため
妊娠中、さまざまな要因で便秘になる方が多くいらっしゃいます。
便秘対策のためにも、水分をしっかり摂ることが大切です。
まず、妊娠初期は黄体ホルモンが出て妊娠継続を促進しますが、こちらの働きにより腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まるため便秘になりやすいと言われています。
また、お腹が大きくなるにつれ、胃や腸が圧迫されて便秘になることもあります。
これらの原因に水分不足が重なると、便がかたくなりさらに便秘を加速させてしまいます。しっかりと水分を摂って、便がやわらかくなるように促しましょう。
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妊娠中の水分補給は
カフェインレスの水や麦茶がおすすめ!
妊娠中の水分補給におすすめなのは、水や麦茶などのカフェインレスで糖類なども入っていない飲み物です。
これらを上手に飲む方法を、詳しく紹介していきます。
冷やした飲料は避けて常温や温めたものを
水や麦茶などを飲むときは、なるべく冷えたものを避けて常温や温めたものを飲むようにしましょう。
冷たい飲み物を飲むことで体が冷えてしまうため、妊娠中は特にむくみの原因につながりやすくなります。
体が冷えると、血行不良になったり便秘になる可能性も高まるので、なるべく体を温めるようにしましょう。
通常時の飲み物は常温で、胃を優しく起こしたい朝やリラックスして眠りにつきたい夜などは、白湯がおすすめです。
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妊娠中の水分補給で避けるべき飲み物
妊娠中の水分補給には、水や麦茶などのカフェインレス飲料がおすすめと紹介しましたが、反対に避けるべき飲み物もあります。
カフェインを含むコーヒーなどの飲み物
妊娠中はカフェインを含むコーヒーや紅茶、栄養ドリンクなどを控えるようにしましょう。
カフェインを摂取しすぎることで、お腹の中での赤ちゃんの発育に影響が出ると言われています。
また、カフェインは利尿作用が高いので、水分を体外に排出してしまい水分が不足する原因にもなりかねません。
妊娠中のカフェイン量は、200mg程度が適量だと言われていて、これはマグカップに注いだコーヒー2杯分程度です。
それ以上は、カフェインレスコーヒーに切り替えたり、水や麦茶など妊娠中も安心な飲料を飲むようにしましょう。
また、カフェイン=コーヒーという印象を強く持っている方が多いかもしれませんが、煎茶やほうじ茶、紅茶、チョコレートにもカフェインが含まれています。
コーヒーだけを意識せず、他のものからもカフェインを多く摂取していないかチェックするようにしてください。
アルコール飲料
カフェイン入りの飲み物以上に注意したいのが、アルコール飲料です。
アルコールを少しでも摂取すると、赤ちゃんの脳の発達に影響があると言われています。
また、流産や死産のリスクも高まるため、妊娠中は完全にお酒を飲むのをやめましょう。
どうしても飲みたくなったら、近頃は種類豊富にノンアルコール飲料が発売されているので、お好みのものを探してみるのもいいですね。
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妊娠中の水分補給の適切な方法
ここまで、妊娠中におすすめの飲み物や避けたい飲み物を紹介してきました。
実際に妊娠中はどのように水分補給をすればいいかを解説します。
水分量や水分の摂り方など、正しい方法を知っておいてくださいね。
1日2L程度を目安に飲む
妊娠中は、妊娠していない時よりも積極的に水分補給をする必要があります。
食事以外の水分から2Lを目安に飲むのがいいと言われています。
少なくとも1.5Lは飲めるように、定期的に水を飲む習慣をつけるのがおすすめです。
冷たい水ばかり飲んでしまうとどんどん体が冷えてしまいます。
先ほども書いたように、なるべく常温〜温かい飲み物を飲むようにしましょう。
こまめに水分補給する
たくさんの量を一度に飲むのではなく、こまめに分けて摂取するようにしてください。
なぜなら、一気に水を飲んだとしても、摂り入れた水分を全て吸収できないからです。
一度の水分補給で吸収できる水分量は200〜250ml程度と言われています。
コップ1杯(200ml程度)の水を何回にわけて飲むよう意識するといいでしょう。
つわり中は水分補給に工夫を
妊娠初期、つわりに苦しむ妊婦さんは多くいらっしゃいます。
この期間は、何も食べられないという人も多いですが、それでも水分補給は必ずするようにしましょう。
しかし、吐きづわりの場合は、水分を摂っても吐いてしまって吸収できていない可能性もあります。
「水は気分が悪いけれど麦茶は飲める」「水にリンゴ酢を入れてさっぱりさせたら飲める」など、つわり中は味の好みも変わりやすいので、ご自身の体調に合わせて、飲めそうと感じる飲み物を試してながら、水分補給するようにしましょう。
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妊娠中は水分補給が大切
こちらの記事では、妊娠中の水分補給の重要性やおすすめの飲料、避けるべき飲料などを詳しく解説しました。
水や麦茶などのカフェインレスの飲み物を中心に、常温や温かい状態でこまめに摂取してくださいね。
水分補給は大切ですが、体を冷やしてしまうのも問題なので、飲み物の温度にも気をつけましょう。
おいしく安全な水をこまめに飲む必要がある妊婦さんには、ウォーターサーバーが活用します。
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妊婦さんにはウォーターサーバーが便利

妊娠中は水分補給が重要なため、ウォーターサーバーはとても便利です。
白湯や常温水、温かい麦茶など、さまざまな温度の飲み物をすぐに飲むことができますので、水分補給の習慣をつけるのにも適しています。
また、おいしい水を飲もうと思うと、ペットボトルの水を買いに行く手間がかかります。しかし、妊婦さんは重たい荷物を持つことは避けなくてはいけません。この点でも、ウォーターサーバーがあれば、定期的に水を届けてもらえるので重たい水を運ぶ必要がありません。
ウォーターサーバーは赤ちゃんが生まれた後のミルクづくりなどでも大活躍します。妊娠中から導入すると、赤ちゃんが生まれてからもスムーズに育児ができます。
妊娠中からウォーターサーバーを上手に利用して、準備万端で赤ちゃんをお迎えください。