「ずっと母乳で育ててきたけれど、1歳を過ぎたからそろそろ卒乳を意識した方がいいのかな?」
とお悩みのママはいらっしゃいますか?
母乳やミルクを飲む赤ちゃんの可愛らしさをずっと見ていたい反面、
時期に合わせて次のステップへ成長することはとても大切なことです。
そこで、こちらの記事では卒乳のタイミングや流れ、
注意したいポイントを詳しく紹介します。
どのように卒乳を進めればいいか悩んでいるママは、
ぜひ最後までチェックしてみてください。

( 1 of 4 )
卒乳とは
まずはじめに、卒乳とはどのようなものなのか、断乳との違いは何なのかを紹介します。
どのようになれば卒乳なのか、具体的に知りたい人はぜひ読んでみてください。
赤ちゃんが自然に母乳やミルクを卒業すること
卒乳とは、赤ちゃんの成長とともに自然な流れで母乳やミルクを卒業することを指します。
赤ちゃん自身が、食べ物に興味を持ちはじめ、食べることが楽しくなると自然と母乳やミルクを飲む量が減ってきます。
そして、母乳やミルクは次第に食事の一部となり、赤ちゃんは自然に母乳やミルクを卒業していくのです。
赤ちゃんの流れにすべて身を任せられたら、ママも赤ちゃんも負担なく卒乳できますが、そのようにうまくいかないことも多いです。
断乳はママの判断で母乳をやめること
一方、断乳はママ自身が判断し、意識的に母乳やミルクをやめることを指します。
ママの仕事などの生活状況や子育てのスタイル、赤ちゃんの状況などを考慮し、断乳のタイミングを決めるのが大切です。
ママの判断でタイミングを決めるとはいえ、無理やり中断しすぎるのはお互いのためにストレスになるので、上手にタイミングを選ぶようにしましょう。
母乳やミルクから食事に切り替わっていく
卒乳に向かっていくとき、母乳やミルクより、徐々に離乳食の割合が増えていくことになります。
そのため、赤ちゃんの成長に合わせて、しっかりと食事から栄養がとれるようにすることが大切です。
赤ちゃんがさまざまな食材を楽しく食べられるように、食事からの栄養が自然と摂れるようにフォローしていきましょう。
( 2 of 4 )
卒乳の主なタイミング
次に、卒乳するタイミングになりやすい年齢や状況を紹介していきます。
必ずしもそのタイミングで卒乳する必要はありませんが、自分のこどもが卒乳できそうかを見極める目安にしてください。
1歳半ごろを目処に
赤ちゃんの卒乳は個人差がありますが、一般的に1歳半ごろを目安に考えることが多いです。
この頃になると赤ちゃんは徐々に離乳食や幼児食に慣れてきていることが多く、食事のバリエーションも増えてきます。
しっかりと食事が摂れるようになってきているなら、成長に合わせて徐々に母乳やミルクを減らし、他の食材に切り替えていけるタイミングだと言えるでしょう。
なかなか食事を食べないとき
赤ちゃんがなかなか食事を食べないときも、卒乳を考えるタイミングと言われています。
なぜなら、母乳やミルクの量が減らないことで、食事を食べたくなるほどお腹が空いていない可能性があるからです。
母乳やミルクを徐々に減らすことで、食事を食べることに興味が向き、自然と卒乳できることも多いです。
保育園に入園したとき
保育園に入園するタイミングも、卒乳の機会になりやすいです。
保育園では食事の時間やルーティンが定められており、他のこどもたちの様子につられて食事への興味が増加することもあります。
保育園での食事に慣れてくると、母乳やミルクを自然に卒業できる子も多いでしょう。
ママが妊娠したとき
ママが再び妊娠した場合、卒乳のタイミングを考える必要があります。
産婦人科医によってさまざまな考えがありますが、妊娠中に授乳をするとオキシトシンというホルモンが分泌することで子宮が収縮するので、お腹の赤ちゃんに良くないという意見もあります。
とはいえ、無理に断乳してしまうと母子共にストレスになりやすいので、ゆっくりと赤ちゃんとの絆を保ちながら卒乳を進めるのが良いでしょう。
夜間授乳が減らないとき
赤ちゃんの夜間授乳がなかなか減らない場合、卒乳を進めることで改善する可能性があります。
授乳の回数を徐々に減らし、夜間にも授乳をしなくなってくると、夜中に起きずに朝まで寝てくれるようになります。
母乳やミルクがほしくて夜中起きてしまう赤ちゃんは、日中や寝る前の授乳を少しずつ減らして卒乳していくと良いですよ。
( 3 of 4 )
卒乳のスムーズな流れ
卒乳することを赤ちゃんに伝える
卒乳する前に、言葉やジェスチャーなどでもうすぐ卒乳することを赤ちゃんに伝えてあげることが大切です。
言葉がわかりはじめている1歳半ぐらいのこどもなら「おっぱいバイバイだよ」などと声かけをすることで、少しずつこどもが意識しはじめます。
突然飲めなくなるとストレスになる子も多いので、まずは伝えるところからはじめるといいですね。
徐々に母乳やミルクの量を減らす
卒乳をスムーズに進めるためには、母乳やミルクの量を徐々に減らしていくことが大切です。
授乳で補っていた栄養を少しずつ他の飲み物や食事に置き換えて摂れるように促します。
3回の食事では、途中でお腹が空いてしまうことも多いので、おやつや果物などの補食をプラスしてあげるといいですよ。
赤ちゃんの反応を観察しながら、ゆっくりと進めてみてください。
完全に他の飲み物に置き換えできたら完了
卒乳の最終目標は、母乳やミルクを完全に他の飲み物に置き換えることです。
赤ちゃんが離乳食や幼児食に慣れ、他の飲み物を十分に摂れるようになったら、無事卒乳完了です。
しっかりと食事や飲み物から栄養をとり、精神的にも安定している状態で卒乳するために、焦らずにゆったりと進めてくださいね。
( 4 of 4 )
卒乳の注意点
最後に、卒乳する上で注意したいことを紹介します。
意識しておくことでトラブルが防げる場合もあるので、ぜひチェックしておきましょう。
乳腺炎に注意する
卒乳に向けて授乳を減らすことにより、母乳で育てているママは供給量が減ってしまうことになります。
この時期、作られた母乳が使われないことによる乳腺炎が発症しやすいため、乳腺のケアはとても大切です。
絞りすぎるとどんどん作られてしまうので、張らない程度に少しずつ絞るのが大切です。
また、乳腺に違和感を覚えたり痛みを感じたりした場合は、早めに医師の診断を受けることをおすすめします。
スキンシップなどこどもにしっかり寄り添う
卒乳の過程で赤ちゃんは、母乳やミルクから離れていくという変化を経験します。
この時、赤ちゃんは不安や寂しさを感じることも。もしも赤ちゃんが寂しさを感じて不安定になっていたら、ママはスキンシップや抱っこなどをたくさんして、しっかりと寄り添いながら安心感を与えてあげましょう。
赤ちゃんとの絆を深めながら進めることが、ストレスを感じさせずに卒乳する秘訣です。
卒乳後は、より食事の内容やおいしい水にこだわる
授乳中の赤ちゃんのミルクづくりのとき、安心・安全でおいしい水にこだわっていたママは、卒乳したら更に食事や水の安心・安全にこだわるようにしましょう。
ミルクづくりでおいしい水を手軽に使うためにウォーターサーバーを利用しているなら、卒乳後もさらに活躍してくれますよ。
水分補給は、代謝促進や熱中症対策、健やかな発育のために必要不可欠です。
ウォーターサーバーがあれば、こどもに手軽に安心でおいしい水をすぐに飲ますことができますし、こどもの水を飲む習慣が身に付くので、とても重宝します。
また、卒乳を促すためにはこどもが喜ぶおいしい料理が必要です。ウォーターサーバーのおいしい水を使うと料理がますますおいしくできます。ぜひ、ウォーターサーバーを子育てに活用してみてください。
(summary)
ママと赤ちゃんのベストなタイミングで卒乳を

こちらの記事では、卒乳について、気になるタイミングやスムーズな流れ、注意点などを詳しく紹介しました。
赤ちゃんの成長過程の1つである、卒乳。卒乳が進まなくて不安に思ったり、思いのほかスムーズに卒乳してしまって少し寂しかったり、ママによってさまざまな感情が生まれるのが子育てではないでしょうか?
それぞれのその時々の状況を楽しみ、思い出の1つとして残していけるように、ゆったりとした気持ちで毎日を過ごしてくださいね。
赤ちゃんの様子やママの体調に合わせて、卒乳を進めてみてください。