冷えによる体調不良に悩まれている人におすすめしたいのが温活です。
しかし「温活ってなに?」「なにをすればいいの?」と思うのではないでしょうか。
そこで本記事では、温活とは何かを紹介しながら、温活の方法についても解説します。
冷えに悩んでいる人、温活をしたい人の参考になる記事となっていますので、ぜひ読み進めてくださいね。

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温活とは
温活とは、体を温めて基礎体温を上げて体調不良を改善することです。
基礎体温が低くなると冷え症となり「冷えは万病のもと」といわれるほど、さまざまな体調不良を引き起こしやすくなります。
なお、冷え症とは血液のめぐりが悪くなることで起きる症状のひとつです。
冷え症になると頭痛や腰痛、肩こり、肌荒れ、便秘や下痢、体のだるさや疲労感、生理不順などの体調不良を引き起こしやすくなるといわれています。
そのため温活によって基礎体温を上げることで、冷え症による体調不良が改善されることが期待されています。
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現代女性の基礎体温は低くなっている
2018年の日本抗加齢医学会で発表された研究によると、現代女性の平均体温は36.5℃、36℃未満の女性が38.8%にものぼることが明らかになりました。
研究対象の女性は、10代後半から40代を中心に幅広く分布されています。
またデータ解析から、低体温期の基礎体温は36.197℃、高温期では36.763℃と推計されています。
低温期の基礎体温を1972年のデータと比較すると、0.32℃も低くなっていました。
そして低体温の人は月経異常や栄養不良が多い傾向がわかっており、女性ホルモンや女性特有疾患との関連性を検討する必要があると報告されています。
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温活の方法
基礎体温が低いとさまざまな体調不良を引き起こす要因となっていますが、温活によって基礎体温を高くすることが可能です。
ここでは基礎体温を高くするための温活の方法を紹介します。
適切な衣類を選ぶ温活
寒い季節、3つの首といわれる首・手首・足首を冷やさないような衣類を選ぶようにしましょう。
それぞれの部位の特徴と、衣類を選ぶポイントを紹介します。
全身が冷えやすくなる首
首は太い血管が通っており、首が冷えると全身が冷えやすくなります。
首には自律神経が集中していますので、首を冷やさず温めることで体を落ち着かせる副交感神経が活発になります。
外出の際は、マフラーや首がカバーできる上着を着用しましょう。
皮膚の薄い手首
手首は首や足首よりも皮膚が薄く、冷えやすい部分です。
外出の際は、手袋や手首までカバーできる上着を着用しましょう。
室内で手首の冷えが気になるときは、アームカバーが効果的です。
心臓から遠い足首
足首は心臓から遠い部分ですので特に冷えやすいといわれ、足元の冷えに悩まれている人もいるのではないでしょうか。
長さのある温かい素材の靴下や、足首まで丈のあるズボンを着用しましょう。
デスクワークをされている人は、ひざ掛けを使用したり、足首を動かしたりすると、足の血のめぐりがよくなり温活になります。
湯船に浸かって温活
湯船に浸かると全身が温まりますので、温活ができます。
日頃シャワーだけで済ませている人は、湯船にじっくり浸かってみましょう。
さらに入浴剤によっては、血のめぐりを良くし全身を温める効果が期待できるものがあります。
入浴剤のパッケージに記載されている効能・効果を確認し、体が温まる入浴剤を選んでみてください。
筋肉量を増やして温活
筋肉は体の熱をつくりだす部分です。筋肉量を増やすと基礎体温が上がります。
運動の習慣がない人は、体を動かすことからはじめてみましょう。
エスカレーターやエレベーターを使わず、階段を歩くだけでも筋トレになります。
ストレッチも効果的ですので、床に座ってゆっくり全身をストレッチしても良いでしょう。
また座りながら足を伸ばすだけでもストレッチになりますので、仕事中でも取り入れやすいです。
バランスの良い食事をとる温活
栄養バランスの良い食事をとることも温活です。
なお栄養バランスの良い食事とは、自分に合ったエネルギーの量で、必要な栄養素が十分にとれる食事のことです。
「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」が適切にそろっていると、栄養バランスの良い食事といえます。
それぞれ詳しく紹介します。
・ 主食
主食はご飯、パン、麺などがあります。
炭水化物が主成分で、エネルギーになる食材です。
パンや麺の原料になる小麦粉は体を冷やしやすいため、主食に迷ったらご飯を選びましょう。
・ 副菜
副菜は野菜・いも・きのこ・海藻類などがあります。
ビタミンやミネラル、食物繊維などを含みます。
・ 主菜
主菜は魚・肉・卵・大豆製品などがあります。
タンパク質、脂質を多く含みます。
・ 牛乳・乳製品
乳製品はチーズやヨーグルトなどがあります。
牛乳、乳製品カルシウムだけでなく、炭水化物・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンなどを含みます。
・ 果物
果物は水分・ビタミン・ミネラル・食物繊維を含む食べ物です。
糖類を多く含むため、食べすぎには注意が必要です。
飲み物で温活
温かい飲み物を飲むと、全身が温まりますので温活ができます。
冷たい飲み物は体の中から冷えてしまいますので、特に寒い季節は積極的に温かい飲み物を取り入れましょう。
気軽に取り入れる温活に適した飲み物は、白湯です。
白湯とは、水を一度沸騰させて、飲みやすい50℃くらいに冷ました水です。
また温かい飲み物の中でも、体がさらに温まりやすい飲み物があります。
温活になる飲み物レシピはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
スープで温活
飲みものだけでなく、温かいスープも全身が温まりますので温活ができます。
気軽にできるスープの温活は、市販のお湯を注ぐだけでできるインスタントのスープを取り入れるだけで簡単に温活ができます。
インスタントのスープは、小腹が空いたときや毎食の食事に加えてみましょう。
またスープを食材から調理すると、さまざまな野菜が使えるため、栄養バランスのとれた食事をつくれます。
栄養バランスのとれた食事は温活になりますので、スープは体を温めて栄養もとれる、一石二鳥の温活といえます。
温活できるスープのレシピはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
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水分補給は白湯を取り入れて温活を
日常の水分補給は白湯を取り入れるのがおすすめです。
コーヒーや紅茶などは温かい飲み物ですが、たくさん飲みすぎるとトイレが近くなって体内に吸収されなかったり、胃を傷つけたりする要因となります。
また水分補給を温かいスープだけに頼っていると、常に血糖値が上昇している状態になってしまいますので、糖尿病の要因となります。
そのため日常の水分補給は、白湯を取り入るのが体にやさしいです。
しかし水道水の味が苦手な人は、水を飲みたくないと思うかもしれません。
また白湯は水を一度沸騰させる必要があるため、手間に感じることもあるでしょう。
そこでおすすめしたいのがウォーターサーバーです
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手軽にできる温活にはウォーターサーバーがおすすめ

手軽に温活をするなら、ウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーは冷水と温水が出る機種がほとんどなので、手間がかからず簡単に白湯と同じ温度の水がつくれます。
そのため常にちょうどよい温度の水を飲むことができ、簡単に温活が可能です。
またウォーターサーバーの種類は、おいしい水が汲み上げられた天然水が飲める「宅配型」や、水道水を浄水する「浄水型」タイプがあります。
どちらも水道水のカルキ臭はしませんので、おいしくいただけます。
そしてウォーターサーバーがあれば、インスタントスープなどが簡単につくれるのもメリットです。
基礎体温を上げる温活をすると、体調不良の改善が期待できるでしょう。
ウォーターサーバーを取り入れて、気軽に温活をしてみませんか?
<参考サイト>