日本茶のおいしい淹れ方~茶葉の種類ごとに解説&コツも紹介~

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日本茶を淹れようとしたとき「おいしい淹れ方って?」「沸騰させたお湯を使えば良い?」と疑問に思うのではないでしょうか。

日本茶は茶葉の種類によって、おいしい淹れ方が異なります。

そこで今回は、日本茶のおいしい淹れ方を茶葉の種類ごとに紹介します。
茶葉の特徴とおいしく淹れるコツも紹介しますので、おいしい日本茶を淹れたい方はぜひ参考にしてくださいね。


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日本茶のおいしい淹れ方

日本茶を淹れる時のお湯は、やかんとポットのお湯、沸騰させてあればどちらでも大丈夫です。
沸騰させる理由は、水道水のカルキ臭を無くすことで、茶葉本来の香りと味わいを楽しめるからです。また茶葉によっては高温で抽出するものもあります。

ここでは、煎茶・深蒸し煎茶・玉露・玄米茶・ほうじ茶・新茶・番茶のおいしい淹れ方を順に紹介します。

煎茶のおいしい淹れ方

煎茶は大きく分けて上級煎茶と普通煎茶があり、それぞれ淹れ方が異なります。
上級煎茶はアミノ酸(うま味成分)を多く含んでおり、高温で淹れると渋みもよく抽出されるため、少し温度を下げる方法で淹れます。

なお上級煎茶とは、茶葉が細長く針のようにとがっているという特徴があり、茶葉の色が鮮やかな濃い緑で重みがあるものが上質です。

<煎茶の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計150~200mlです。

  1. 急須に茶葉(4g:ティースプーン2杯)入れる。
  2. 上級煎茶:お湯を湯のみに注ぎ、約80℃くらいに冷ましてから急須へ移す。
    普通煎茶:お湯を直接急須へ注ぐ。
  3. 30秒そのままで抽出する。
  4. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

深蒸し煎茶のおいしい淹れ方

深蒸し煎茶は、茶葉を通常の2~3倍長く蒸した茶葉です。
長く蒸されたことで茶葉が細かいのが特徴で、成分が溶けだしやすいため短い時間で抽出します。
まろやかでコク深い味わいがあります。

<深蒸し煎茶の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計150~200mlです。

  1. 急須に茶葉(4g:ティースプーン2杯)入れる。
  2. お湯を湯のみに注ぎ、約80℃くらいに冷ましてから急須へ移す。
  3. 30秒そのままで抽出する。
  4. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

玉露のおいしい淹れ方

玉露は寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布などで、一定の期間覆って育てます。

茶葉は栽培の際に日差しを浴びると、アミノ酸の一種であるうま味成分のテアニンが、渋みや苦み成分となるカテキンへと変化します。
玉露は一定の期間覆って育てられることにより、テアニンがカテキンへ変化することなくそのまま残り、淹れた時にうま味が強く抽出できるのです。

強いうま味を楽しむために、お湯の温度は低めで抽出するのがポイントです。

<玉露の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計150~200mlです。

  1. 急須に茶葉(6g:ティースプーン3杯)入れる。
  2. お湯を湯のみに注ぎ、急須へ移し、さらに別の湯のみに注いで50℃くらいに冷ます。
  3. 50℃くらいに冷ましたお湯を急須に注ぐ。
  4. 2分そのままで抽出する。
  5. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

玄米茶のおいしい淹れ方

玄米茶は水に浸した米を炒って、煎茶や番茶などを同じ量の割合で加えたお茶です。
他のお茶と比べると茶葉の量が少ないため、カフェインの量も少なく、さまざまな年代の人が楽しめるお茶です。

玄米茶はうま味・渋み成分が少ないため、お湯は高温で淹れて、炒ったお米の香ばしさを味わいます。

<玄米茶の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計200mlです。

  1. 急須に茶葉(4g:ティースプーン2杯)入れる。
  2. お湯を急須へ注ぐ。
  3. 30秒そのままで抽出する。
  4. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

ほうじ茶のおいしい淹れ方

ほうじ茶は、茶葉を赤茶色になるまで焙(ほう)じたお茶です。
焙じるとは強火で炒ることで、焙煎(ばいせん)ともいいます。

茶葉を焙じると茶葉に含まれるカフェインやカテキン、タンニンがほとんど失われ、ピラジンという成分が増加します。
このピラジンという成分が、ほうじ茶特有のスモーキーな香ばしさとなります。

ほうじ茶の茶葉は軽く、高温で焙煎することによって茶葉が膨らんでかさばるため、他の茶葉よりも多めの量を入れます。
また高めの湯の温度でないと茶葉が浮いてしまい、味を抽出できません。

<ほうじ茶の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計200mlです。

  1. 急須に茶葉(4g:ティースプーン山盛り4杯)入れる。
  2. お湯を急須へ注ぐ。
  3. 30秒そのままで抽出する。
  4. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

新茶のおいしい淹れ方

新茶はその年の初めに育った茶葉を摘んだお茶です。
若葉特有の爽やかでフレッシュな味わいが特徴で、その後に摘む茶葉と比べて渋みや苦み成分のカフェインやカテキンが少なく、うまみ成分のテアニンが多く含まれています。

うま味と渋みも味わいときは80℃のやや熱めのお湯で抽出し、うまみを味わいたいときは70℃のお湯で少し長く抽出しましょう。

<新茶の淹れ方>
※2人分、お湯の量は2杯計150~200mlです。

  1. 急須に茶葉(8g:ティースプーン4杯)入れる。
  2. お湯を湯のみに注ぎ、70~80℃に冷ましたら急須へ移す。
  3. 約40秒そのまま抽出した後、2~3回軽く急須をまわす。
  4. 湯のみに均等に注ぎ分け、最後の一滴まで注ぐ。

軽く急須をまわすことで茶葉が開き、味が出るようになります。
また急須をまわすときは、急須を持っていないほうの指で、急須の蓋を軽く押さえながらまわすと蓋が外れず安全です。


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日本茶をおいしく淹れるコツ

ここまで日本茶のおいしい淹れ方を紹介しましたが、さらに日本茶をおいしく淹れるコツがあります。
日本茶をおいしく淹れるコツを紹介します。

湯のみには3~5回分けて注ぐ

どの茶葉も急須から湯のみに注ぐときは、ひとつの湯のみに一度に注がず、ひとつの湯のみに少し注いだら、もうひとつの湯のみに注ぐことを繰り返しましょう。
注ぐ回数は3~5回に分けて注ぐのがポイントです。

また3人分以上の湯のみに注ぐときは、それぞれの湯のみに番号をふって1→2→3と注いだら、3→2→1と注ぎます。
この順で注ぐことで、日本茶の味と香りが均一に楽しめます。

水の種類は軟水を選ぶ

お茶を淹れるお湯は軟水を選びましょう。
軟水とは硬度が低い水のことで、お茶の成分をよく抽出できるため、日本茶を淹れる時に向いています。
また硬水のような苦みがなく、まろやかな味わいでお茶に向いています。

なお日本の水道水はほとんど軟水であるため、水道水を沸騰させればおいしい日本茶が淹れられます。
しかし、お茶を淹れるときに毎回水を沸騰させるのは、手間に感じるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、天然水のウォーターサーバーです。

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まとめ

本記事では、宅配型ウォーターサーバーについて、特徴や浄水型ウォーターサーバーとの違い、設置するメリット・注意点を解説していきました。
自宅で天然水が飲みたい!なら、迷わず宅配型ウォーターサーバーを選びましょう。
また、宅配型ウォーターサーバーの中でも、チェックするポイントは下記です。

・好みの味か
・ウォーターボトルをセットは上か下か
・ワンウェイボトルはリターナブルボトルか
・水のノルマはあるか(配達数や宅配のタイミングを変更できるか)

ぜひこれらを参考に、あなたに合った宅配型ウォーターサーバーをお選びください。