暑い季節になると、冷たい水出し緑茶を飲みたくなりますよね。
しかし「おいしい水出し緑茶ってどうやって作るの?」と思うことはないでしょうか。
そこで今回は、水出し緑茶の作り方と、おいしい水出し緑茶を作るポイントを紹介します。
また水出し緑茶を飲むとうれしい効果がたくさん得られるので、その効果も解説します。
併せて緑茶の種類も紹介しますので、茶葉を選ぶ際の参考にしてくださいね。

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水出し緑茶の作り方
水出し緑茶はボトル、ティーポットどちらでも作ることができます。
ボトルとティーポットの水出し緑茶の作り方をそれぞれ紹介しますので、ご家族の人数や必要な量に合わせて、作ってみてください。
ボトルでの水出し緑茶の作り方
1.ボトルに茶葉を入れる
茶葉の量の目安は、水1Lに対してティースプーン5杯(15g)ほど
お好みに合わせて茶葉の量を変えて良いです
茶葉をティーパックに入れておくと、後から取り出しやすいです
2.ボトルに水を入れる
3.冷蔵庫で2時間以上冷やす
4.抽出できたらボトルを軽く振ってグラスに注ぐ
ティーポットでの水出し緑茶の作り方
1.ボトルに茶葉を入れる
ティーポットに茶葉を入れる
茶葉の量の目安は、水300mlに対してディースプーン2杯(6g)ほど
ボトルの作り方と同じように、お好みに合わせて茶葉の量を変えて良いです。
茶葉をティーパックに入れておくと、後から取り出しやすいです。
2.ティーポットに水を入れる
3.冷蔵庫で30分ほど冷やす
ボトルよりも量が少ないので短時間で抽出できます。
水出し緑茶は、茶葉の種類によっては抽出が長くなると、苦みや渋みが出ます。
お好みの味になったら茶葉を取り除くと、苦みや渋みの少ないおいしい水出し緑茶が長く味わえますよ。
また、水出し緑茶を作ったら、衛生上その日のうちに飲み切るようにしましょう。
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おいしい水出し緑茶を作るポイント
水出し緑茶を作る手順を紹介しましたが、手順どおりに作っても「おいしくない」と感じることがあります。
なぜ水出し緑茶がおいしくないのかというと、手順以外の理由があるからです。
ここではおいしい水出し緑茶を作るポイントを紹介します。
茶葉は開封後1ヶ月以内のものを
水出し緑茶で抽出する茶葉は、開封後1ヶ月以内のものを使いましょう。
開封後長く保管された茶葉は、抽出後の香りや味わいが劣化していることがあります。
茶葉を買うときは、1ヶ月で使いきれる茶葉の量を買うことがポイントです。
軟水を使う
水には軟水と硬水の2つの種類があり、水出し緑茶は軟水で抽出するとおいしくできあがります。
また軟水の中でも、硬度が30~80mg/Lと硬度がより低い軟水が緑茶に適しています。
日本の水道水は軟水の地域が多く、水出し緑茶に向いています。
しかしお住まいの地域によって水道水の硬度に差があるため、軟水でも硬度が高めだと苦み成分が抽出されやすくなります。
お住まいの地域の硬度を詳しく知りたい方は、こちらのサイトから確認してみてくださいね。
水道水の味は日本全国同じ?水道水の硬度分布の可視化の試み:東京大学 大学総合文化研究科 教育学部
おいしい水を使う
水出し緑茶は水のおいしさがそのまま影響するため、おいしい水で作ることがポイントです。
しかし日本の水道水は消毒のため塩素を使用しており、残留塩素による独特なカルキ臭がすることがあります。
カルキ臭が強い水道水で水出し緑茶を作ると、カルキ臭がそのまま残るためおいしく感じません。
カルキ臭をなくす方法は、水道水を煮沸する方法や水道水を汲み置きする方法があります。
「水道水の煮沸も汲み置きも面倒」という人には、すぐにおいしい水が飲めるウォーターサーバーおすすめです。
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水出し緑茶はお湯で抽出した緑茶よりも飲みやすい
水出し緑茶は、お湯で抽出した緑茶よりも飲みやすいのが特徴です。
緑茶に含まれる渋み成分のカテキンと苦み成分のカフェインは、60°以上のお湯で溶け出しやすい性質を持っています。
つまり水出し緑茶は、カテキンとカフェインが抽出されづらく渋みと苦みが抑えられるため、飲みやすくなるのです。
また緑茶に含まれる甘み成分のテアニンが水出しだと溶け出しやすいため、水出し緑茶は甘みを感じます。
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水出し緑茶のうれしい効果
水出し緑茶は、お湯で淹れる緑茶とは違う成分が抽出されたり、お湯で壊れやすい成分がそのまま残ったりします。
水出し緑茶のうれしい効果を紹介します。
夏バテを予防
水出し緑茶のビタミンCで夏バテ予防に繋がります。
緑茶の茶葉にはビタミンCが豊富に含まれていますが、熱に弱いため熱湯で抽出すると壊れやすいです。
水で抽出することでビタミンCを壊さず、しっかり抽出することができます。
ビタミンCは紫外線や暑さにより消費されやすく、夏に不足しがちな栄養素です。
水出し緑茶を飲むことでビタミンCが補給でき、夏バテ予防に繋がりますよ。
また水出し緑茶はお湯で抽出した緑茶よりもカフェインが少ないため、利尿作用が少なく、体内に吸収されやすいです。
免疫力アップ
水出し緑茶は、カテキンの種類のひとつである「エピガロカテキン」により免疫力アップが期待できます。
このエピガロカテキンは、細菌やウイルスから体を守る免疫作用があることがわかっています。
美肌に導く
ビタミンCが豊富な水出し緑茶は、美肌に導く効果も期待できます。
ビタミンCはシミ予防、ターンオーバー(肌が生まれ変わるサイクル)の促進、コラーゲンの生成促進、抗酸化作用など、肌にうれしい効果がたくさんあります。
水出し緑茶で水分補給をしながら、美肌効果も期待できるのでうれしいですね。
カフェインが少ない
水出し緑茶はカフェインが少ないので、カフェインをあまり摂りたくない人や子こどもにもおすすめです。
カフェインは熱いお湯で抽出されやすく、水出し緑茶だとあまり多くのカフェインが抽出されないのが特徴です。
そのため水出し緑茶は日中、遅めの時間でも飲みやすい飲み物と言えます。
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緑茶の種類と特徴
ここでは緑茶の種類と特徴を紹介します。
水出し緑茶を作る際はぜひ参考にしてくださいね。
煎茶
煎茶は新芽を蒸した後に、揉みながら乾燥されている茶葉です。
うま味と渋みが調和しているお茶で、さわやかな香りがします。鮮やかな緑色が特徴です。
緑茶の中でも特にビタミンCが豊富に含まれています。
深蒸し茶
煎茶よりも2~3倍長い時間蒸した茶葉が、深蒸し茶です。
煎茶と比べると渋みが抑えられているため甘みがあり、濃い緑色が特徴です。
玉露
玉露は新芽を覆って直射日光を避け、煎茶と同じように仕上げる茶葉です。
うまみのもとであるアミノ酸が豊富で、渋みになるタンニンが少ないのが特徴で、まろやかで飲みやすい緑茶です。
玄米茶
玄米茶には半分緑茶が含まれているため、緑茶の一種とされています。
玄米茶は玄米や白米を炒って茶葉に混ぜているため、香ばしい風味があり、さっぱりしているのが特徴です。
他の緑茶と比較してカフェインが少なめです。
( summary )
おいしい水出し緑茶を作るには、
ウォーターサーバーがおすすめ

飲みやすく夏バテ予防にもなる水出し緑茶は、暑い夏の水分補給に最適です。
水出し緑茶の味は、水のおいしさが大きく影響します。
ウォーターサーバーの水は塩素が含まれていないので、おいしい水出し緑茶がいつでも気軽に作れますよ。
水出し緑茶がおいしいと、進んで水分補給ができますよね。
水出し緑茶を作る際は、ぜひこの記事で紹介した作り方とポイントを参考にしてください。
おいしい水出し緑茶を飲んで、暑い夏を乗り切りましょう。