ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水が腐ることはある?賞味期限や保管方法は?

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水は腐るの?

   

ミネラルウォーターについてこのようなお悩みはありませんか?
「そもそも水に賞味期限はあるの?」
「水が腐ることはある?」
「ミネラルウォーターの適切な保管場所は?」

ペットボトルのミネラルウォーターやウォーターサーバーの水など、毎日のように口にする水ですが、賞味期限や保管方法について詳しく知っているという方は多くないのではないでしょうか。
しかし、ミネラルウォーターは腐ることがありますので、美味しいミネラルウォーターを飲むためには賞味期限や保管方法について知っておくことが大切です。
そこで、本記事ではミネラルウォーターの賞味期限や保管場所、さらにはウォーターサーバーの賞味期限や保管方法について詳しく解説していきます。


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水って賞味期限はあるの?

普段の生活で水の賞味期限について意識することは少ないですが、実は水にも賞味期限はあります。

とはいえ、水の賞味期限は一般的な商品の賞味期限が意味する”美味しく食べることのできる期間”ではなく、”表示されている量の水を確保できる期間”を意味しているのです。

つまり、水の賞味期限は容器に入っている水の容量が変化しない期間を指しています。

「未開封のペットボトルでも水の量は変化するの?」と思うかもしれませんが、実はペットボトルには気体を空気中に逃してしまう性質があるため、ペットボトル内の水が蒸発したときに、ほんの少しずつではありますが水の量が減ってしまうのです。

また、同じように見える水であってもペットボトルの種類によって賞味期限は大きく異なり、2年〜3年ほどの賞味期限の水もあれば、10年〜15年ほどの賞味期限の水もあるということを覚えておくといいでしょう。


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水が腐ることはある?

そもそも食品が腐る原因となるのが、食品に含まれるタンパク質などの有機物が細菌の働きによって分解されることですので、無機物である水が腐ることはありません。

しかし、水の中に不純物や細菌が混ざってしまうと、それらの有機物が腐ってしまい、結果として水が腐っているかのような状態になってしまいます。

水に混ざった不純物や細菌が腐ってしまうと、水そのものからも生臭さやカビ臭さなどのイヤなニオイがすることがありますので、その場合は水を飲むことはできません。

とはいえ、水に不純物や細菌が混ざらなければ腐ることはありませんので、滅菌処理がされてから密閉されるペットボトルが未開封であれば水が腐ることはなく、パッケージに「開封後はお早めのお飲みください」と記載がされているのは、空気に触れたり口をつけて飲んでしまうと、雑菌が入り込んでしまう危険性が高くなるという理由があるからなのです


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ミネラルウォーターの賞味期限について

一般的に販売されているミネラルウォーターの賞味期限は、500mlで1年ほど、1.5L〜2Lで2年ほどの賞味期限に設定されていることが多いです。

とはいえ、水の賞味期限はペットボトルの容器の厚さによって異なりますので、同じミネラルウォーターであってもメーカーが使用している容器によって賞味期限は多少異なります。

中でもCO2削減や効率的なリサイクルを目的とした柔らかいペットボトルが使用されているミネラルウォーターの賞味期限は比較的短めに設定されていることが多いです。

このようにミネラルウォーターの賞味期限はペットボトルの厚さによって異なるため、同じメーカーの同じミネラルウォーターであっても「備蓄用」のミネラルウォーターは厚さのあるペットボトルが使用されているため、一般的なペットボトルで販売されているミネラルウォータよりも賞味期限が長くなります。

また、開封後のミネラルウォーターに関しては、500mlはその日うちに飲み干す、1.5L〜2Lは冷蔵庫での保存で2日〜3日後までに飲むことが推奨されています。


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ミネラルウォーターの
適切な保管方法について

ミネラルウォーターは適切に保管しないと品質を保つことができず、賞味期限が切れていなくてもニオイが付いてしまったり、風味が損なわれてしまう可能性がありますので、適切な保管をすることが大切です。

未開封のミネラルウォーターは、常温かつ直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管することができます。

また、開封後のミネラルウォーターに関しては基本的に保存ができませんので、できるだけ早く飲み干すことを基本とし、保管する場合はペットボトルのキャップをしっかりと閉めた後に冷蔵庫で保管して2日、3日の間に飲み干すようにしましょう。


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一般的にウォーターサーバーの水は
1ヶ月ごと交換だけど大丈夫?

一般的にウォーターサーバーの交換は1ヶ月(4週間)ですが、賞味期限が2週間〜4週間に設定されていることが多いため、問題なく使用することが可能です。

とはいえ、ウォーターサーバーに使用されている水の種類とボトルの種類によっても賞味期限は多少異なります。

ウォーターサーバーの水の種類は、大きく分けて「天然水」と「RO水」の2種類となっており、「天然水」の賞味期限は未開封で3ヶ月〜6ヶ月、開封後で2週間ほど、不純物がほぼ100%除去された「RO水」の場合は未開封で6ヶ月〜12ヶ月、開封後で2週間〜1ヶ月ほどです。

また、ウォーターサーバーに使用されているボトルは、使い捨ての「ワンウェイボトル」と返却する「リターナブルボトル」の2種類がありますが、「ワンウェイボトル」は水が減るとボトルが圧縮されるため細菌が侵入しにくく賞味期限が長くなり、「リターナブルボトル」は、空気が入りやすく賞味期限が比較的短くなる傾向になります。

このように、ウォーターサーバーの賞味期限は水の種類とサーバーボトルの種類によっても異なるため、長く使用したい場合は「RO水」と「ワンウェイボトル」を組み合わせて利用し、記載されている賞味期限をかならずチェックするようにしましょう。


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ウォーターサーバーの
ボトルの保管場所について

ウォーターサーバーで美味しい水を飲むためには保管場所にこだわることも大切です。

ウォーターサーバーのボトルは、一般的なミネラルウォーターと同じように直射日光や高温多湿を避けて保存することが基本となります。

また、ウォーターサーバーの水を美味しく飲みためには、ウォーターサーバー本体の保管についても気をつけることが大切で、ウォーターサーバーの自動洗浄機能を停止させないためにも本体の電源をこまめに切らないこと、さらには給水口などをこまめに掃除するなどのお手入れをすることが大切です。

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賞味期限に気をつけて
衛生的な水を飲みましょう

本記事では、ミネラルウォーターの賞味期限や保管場所、さらにはウォーターサーバーの賞味期限や保管方法について詳しく解説していきました。

お伝えした通り、水自体は無機物ですので腐ることはありませんが、水と不純物や細菌が混ざることで腐ってしまいますので、少しでも水を長く保管するためには不純物と細菌が混ざらないように保管することが大切です。

また、ウォーターサーバーの水を少しでも長く飲みたいという場合は、水の種類やボトルの種類にこだわることで賞味期限を伸ばすことができるのでチェックしてみましょう。

ぜひ本記事を参考にしてミネラルウォーターの賞味期限や保管場所に気をつけて、長く水を楽しめるようにしてみてください。