水は健康によいというイメージが何となくありますが「実際のところどんな効果があるのかよく分からない」ということはないでしょうか。
水がもたらす健康への効果がわかれば、日常に水を積極的に取り入れることができ、健やかな生活をおくることはもちろん病気の予防にも繋がります。
そこで今回は、人に水分が必要な理由を紹介しながら、水がもたらす健康への効果を解説します。

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人間は6割くらい水分だから生きるのに水が必要
人間の体は6割ほど水分でできています。
体の中をめぐる血液、体を形成している細胞など、私たちの体は多くの水分でできているのです。血液や細胞は、体を動かしたり、けがを治したりと健康な生活をおくるうえで欠かせません。
そして、生きていくのに欠かせない水分は、4~5日間一滴もとらないと死に至るといわれます。ちなみに、食べ物を全くとらなくても、2~3週間は生きることができるといわれます。
食べ物も大切ですが、食べ物以上に私たちの命を繋ぎとめているものは「水」であることがわかりますね。
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水を飲むとどんないいことがあるの?
血液の流れがよくなる
水を飲むと体をめぐる血液の流れがよくなります。
体をめぐる血液は筋肉を動かしたり、臓器を動かしたりと重要な役割をもっています。
重要な役割をもっている血液であるため、血液の流れが悪くなるとさまざまな悪い影響を及ぼすのです。
特に気温が高くなる季節は、熱中症になるリスクが高くなります。熱中症は体の中の水分が足りていない状態であり、体内のバランスがうまく保てずに体調不良をきたします。
他にも、血液の流れが滞ったり、固まったりすることで心臓や脳の病気を発症するリスクが高まるため、命を守るためにも水を飲むことは大切です。
お通じがよくなる
水を飲むことで、便秘が改善を促し、お通じがよくなる効果があります。
便秘の要因のひとつに、水分不足が挙げられます。水分が足りていないと便が硬くなり、排便がスムーズに行われず、便秘となります。
十分に水分をとることで、腸に水分がいきわたりお通じが良くなります。
肌トラブルが改善する
肌トラブルが改善することも、水を飲むいいことのひとつです。
体の水分が足りていないと乾燥肌になりやすいです。特に、エアコンが効いた部屋では、肌の乾燥を感じることはないでしょうか。
水をとることで肌にも水分がいきわたるので、乾燥肌の改善につながります。
そして、水分の中でも天然水には、ナトリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、ミネラルは美肌へ導く嬉しい効果がありますよ。
新陳代謝がアップする
水を飲むいいことには、新陳代謝がアップすることもあります。
新陳代謝とは「細胞を活性化し、古い細胞を新たな細胞に変えること」です。
老化が進む理由のひとつに、歳を重ねると新陳代謝のスピードが遅くなり、新しい細胞が生成できないことが挙げられます。
新陳代謝がアップすると、肌の細胞や髪の毛の細胞も生まれ変わり、アンチエイジングが期待できます。加えて、新陳代謝のアップはダイエットにもつながります。
ストレスが軽減する
意外と思われるかもしれませんが、水を飲むとストレスが軽減します。
ストレスには自律神経が密接に関係しており、自律神経とは私たちが意識せずとも24時間常に動いている神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経からなっており、これら2つの神経のバランスが乱れるとストレスを抱えやすくなります。
そこで水を飲むことで、体内の血液のめぐりがよくなり自律神経が整えられる効果があります。そして、カルシウムやマグネシウムには、心を落ち着かせる作用があるため、ストレスが軽減が期待できます。
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1日にどのくらい飲んだらいいの?
水を飲むと体にいいことがたくさんありますが「1日にどのくらい飲んだらいいの?」と疑問を抱きますよね。
まず、1日に必要な水分量の計算方法を紹介します。
・22歳~55歳:35ml/体重(kg)/日
・55歳~65歳:30ml/体重(kg)/日
・65歳以上:25ml/体重(kg)/日
30歳の50㎏の方だと以下の計算式になり、必要水分量は1,750mlです。
・35ml×50㎏=1,750ml
30歳の60㎏の方だと以下の計算式になり、必要水分量は1,800mlです。
・35ml×60㎏=1,800ml
1日に1,750~1,800mlも水分が必要なのかと驚かれたかもしれませんが、この数字には食事からとる水分も含まれています。
食事では、お米や野菜といった食材に含まれている水分や、煮物やスープからも水分をとっています。
パンなど水分が少ない食事を好む方は、水を飲む量を多めにしましょう。
また、汗をよくかいたときや乾燥を感じたとき、暑い季節などは1日の目安量にこだわらず、積極的に水を飲むことが大切です。
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【水の飲み方】コップ1杯を6~8回くらいが目安
水の飲み方は、1日にコップ1杯(約200ml)を6~8回くらいが目安です。
水の飲み方で注意したいことは、一度にたくさんの水を飲みすぎないことです。
私たちの体は一度にたくさんの水を飲んでも、すべての水分を体内に吸収することはできません。
一度に水を飲みすぎると、水分を処理する腎臓が適切に働けず、効果的に水分を体内に取り込めないのです。
そして、体内の塩分濃度が薄まってしまい、頭痛や吐き気を引き起こす恐れがあります。
そのため、コップ1杯の水を分けて飲むようにしましょう。
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健康のために水をこまめに飲もう
私たちの体の約6割は水分でできており、水は生きていく上で欠かせないものです。
水を飲むことで、本記事で紹介したたくさんの健康効果を実感することができるでしょう。水はこまめに飲むことがポイントです。
そして、こまめに飲むことに加えて、知っておきたい水を飲むときのポイントを紹介します。
コーヒーやアルコールはカウントしない
コーヒーやアルコールは、水としてカウントしないようにしましょう。
コーヒーにはカフェインが含まれており利尿作用があるため、体内に吸収されにくいです。
また、アルコールにも利尿作用があり、加えて体内ではアルコールを解毒しようと水分をたくさんつかいます。
アルコールを飲むほど脱水症状になりやすいため、アルコールを飲んだら水を多めに飲むようにしましょう。
持病がある方は主治医に水の量を確認
心臓や腎臓の病気を患っている方は、主治医に1日に飲む水の量を確認しましょう。
病気によっては1日に飲む水の量に制限があります。
水は常温がおすすめ
飲む水の温度は常温をおすすめします。水が冷えていると胃腸の刺激になり、お腹の冷えやホルモンバランスの乱れといった体調不良につながる恐れがあります。
常温の水をつくる方法は、一度お湯を沸騰させてしばらく置いておきます。一度お湯を沸騰させることで、カルキ臭が抜けるため美味しい水を飲めますよ。
( summary )
常温の水もすぐにでるウォーターサーバーは便利

「水を飲みたいときにすぐ飲みたい」「いったん沸騰させてしばらく置くのは面倒」という方にはウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーは常温の水がすぐに飲めるので、水を飲みたいときはいつでも気軽に飲めます。
常温の水はお腹にやさしいため、体内に吸収しやすいメリットがあります。
ウォーターサーバーで気軽に水が飲める環境をつくることで、健康効果を実感できるでしょう。